今夜遅くから明日朝にかけての,関東南部の降水

めっきり冬ですね…私は案の定というか予定通り,鼻水が止まらない状況になりました.気温が急に下がると,人に「体調管理」しろと言っておきながら真っ先に自分が体調をやや崩すというのが常であります.今夜遅くから,関東地方は下層の東よりの風の突っ込みをウケて,西部山沿いにできるシア付近を中心に降水が予想されています.その後,明日朝にかけて,シアが崩れつつ南東進していくときに関東南部の所々で降水が予想されています.

左上:11日0時 右上:11日3時 左下:11日6時 右下:11日9時 地上気圧・風・降水量予想図(MSM)

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MSM_16_0310_2100←10日21時 500hPa高度・渦度・風予想図(MSM)

上空は南西流場,5400m~5460m付近の強風軸の南側で次々と正渦度移流が予想されていますが,これが明日朝にかけて次第に南下していく方向です.700hPaあたりも西南西~南西風が続き,なるほど降水域がわりと広く予想しているのかと分かります.

関東南部の下層の湿度と風の予想を見てみると

MSM_16_0311_0300700shitsudo MSM_16_0311_0300850shitsudoMSM_16_0311_0300925shitsudo MSM_16_0311_0300shitsudo    

左上:700hPa 右上:850hPa 左下:925hPa 右下:950hPa 11日3時の風・相対湿度予想図(MSM)

分かりにくいので拡大して見てください.850hPaや700hPaは広く湿度が高い領域が広がっていますが,それより下の高度では925hPaで南岸のあたりのみに分布しています(緑の斜線部分).広く降水は予想されていますが,雲の厚みとしては神奈川県や,千葉県南部が一番厚くて,しっかりとした降水があるクサイです.一方,茨城から埼玉を南下してくる北の降水域(一番上の図で見てみて下さい)は,850hPa付近のシアに対応してそうで,そんなに分厚い雲でもないし,そんなに低い雲でもなさそうで,降水はあっても弱い降水クサイです.

そんなクサイ降水の中で,じゃあてんコロ.オフィス周辺はどうだろうか.温度場は低いですが,どちらかと言えば,雲の厚くないほうで降水量は少なく,雨でしょうか.一方,神奈川県の南部とか横浜なんては明日の未明から明け方頃は,葉っぱの上が少し白くなるみたいな雪・ミゾレがありそうですね.

2016年3月10日~天気はコロコロ変わる~   合同会社てんコロ.
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