梅雨ですね。どんなパターンで大雨になるか?

上空の流れは大蛇行していて、日本付近はスッポリと谷の中です。

AUPA20_14_0606_2100(6日12Z 200hPa)

この1週間ほど、九州~西日本~東日本の太平洋側を中心に、400ミリ~500ミリの大雨を降らせています。東京でも、軒並み6月の観測史上最大の記録で、てんコロ.のある世田谷も、72時間でトータル271ミリ降っています。この期間中の低気圧の動きを、速報天気図を並べてざっくり見てみます。

SPAS_14_0603_0900 SPAS_14_0604_0900 SPAS_14_0605_0900 SPAS_14_0606_0900 SPAS_14_0607_09006月3日9時~7日9時の速報天気図

閉塞している前線を伴った低気圧がちんたらちんたら、南海上を東進しました。天気図を見ると、大雨が降ったという太平洋側の地域は、低気圧たちの北側に位置していて、東よりの風がコンスタントに吹き続けました。この雨で、特に雨量が多くなった所はどこだろう?ということで、昨日24時までの集計ですが。72時間の積算雨量の等値線を引いてみました。

MSM_14_0607_2300(7日23時までの積算降水量分布)

大きく見ると、すぐ気付くことがありませんか?四国も紀伊半島も伊豆半島も関東地方も…大体、東~南東斜面で雨量が多くなっているようです。閉塞前線の北側で吹く東~南東風が、低気圧の中心に向かって吹きこむ形で、斜面にぶつかっているのでしょう。だいぶ、地形の効果も効いているみたいです。

 

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2014年6月8日~天気はコロコロ変わる~   合同会社てんコロ.
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