ツバメを見たってさ。

東京でツバメの初見です。
平年より26日遅く、昨年より8日遅いお目見えです。
つばめは、南の島から一日300km以上も移動して3月の上旬頃から

九州~四国、4月には関東地方から北の地方でも見られるようになります。桜前線のように南の方から北上してくるんですね。

 

ツバメは家の軒下など、人の目につく所に巣を作る珍しい生き物です
昔は、農家の人はツバメが巣を作るのを心待ちにしてたそうです。
というのも、ツバメたちは田んぼや畑の虫を食べてくれるから、使えるヤツなんです。

一方、ツバメにとっても目立つ所に巣を作ることにはメリットがあります。卵や雛を狙うカラスなどの天敵たちにとって、人間はいいガードマンになるのです。
つまり、お互いに良きパートナーなんです。

最近では、ツバメの巣を見かけることも少なくなりました。
田畑が減って、巣作りに必要な泥が近くに無くなってしまったことや
ビルの造りがツバメが巣を作りにくい構造になってしまったことなど、原因は様々です。

ところで、ツバメは雨を予報することができると言われています。
「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」
こんなことわざを聞いたことありませんか?

雨が降る前、湿った空気が流れ込んでくると、小さな虫の羽や体は湿気で重くなり、高く飛べなくなります。すると、その虫たちをエサにするツバメくんたちも、低く飛ばないと虫を食べられないのです。

だから、「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」ということになるんですね。

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2012年4月29日~天気はコロコロ変わる~   合同会社てんコロ.
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